Lotus Notes のメジャーリリースの頻度は、およそ2年に一度であったが、マイナーバージョンアップなどのリリースは、数ヶ月ごとに行われていた。リリースの直前はいつものことながら、どれだけ品質を上げることができるかが勝負になる。Iris Associates のマネージメントにとって、リリース直前は知恵の絞りどころである。Iris Associates のエンジニアは「命令」では決して動かないので、いろいろな仕掛けを用意して、少しでも良い物をリリースするために働いてもらおうとする。
Tシャツは、常套手段である。リリースのバージョン名を書いたTシャツをメンバーに配って回る。時には、グレードアップして、ポロシャツだったりする。
面白かったのは、食材のデリバリーサービスである。スーパーマーケットに買い物に行く時間を節約して働けということで、夕食用などにあらかじめオーダーしておけば、夕方にオフィスに持ってくるというサービスと契約していた。
頭をリフレッシュして働けということで、カフェテリアにアーケードゲームが登場したことがあった。よく遊園地にあるバスケットボールのリングに決められた時間に何回シュートを決めれるかというようなゲームである。
土曜日も働けということで、土曜日の午前中にマネージャがオフィスで朝食を作って、土曜日の朝からオフィスに来たエンジニアに提供するというようなこともやっていた。
最後の圧巻がリリースパーティーであった。Iris Associates ではメジャーバージョンのリリースのボーナスとして、リリースの後リゾートに社員全員で行くというようなことをやっていた。少人数のときはそれで良かったが、Notes R5 の開発は Lotus チームも加わって大規模に開発が行われたので、リリースパーティをどうするかということが問題になった。中止になるとか一部の人だけが参加できるとかいう噂が飛び交っていたが、結局 Lotus の大盤振る舞いで Notes R5 に関係した多くの人が参加できることとなった。しかし、大規模なリリースパーティは Notes R5 が最後となり、IBM への統合が終わった後の Notes 6.0 のリリースのときは近場でパーティが開かれただけであった。
2009-07-07
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